用語解説 後編
「作って・確かめて・引き渡す」言葉
実装からテスト・納品までの工程で出てくる言葉です。とくに受入テスト(UAT)は依頼者自身の出番。ここを知っておくと完成イメージのズレを最後に防げます。
③実装フェーズ(実際に作る)
| エンジニアが言う名前 | ざっくり何のこと | 発注者が見るべきポイント/注意 |
|---|---|---|
| ソースコード / リポジトリRepository | プログラム本体と、その保管・履歴管理場所(GitHub等)。 | 納品物にソースコードの引き渡し・権利が含まれるかを最初に取り決める(後の保守・乗り換えに直結)。 |
| 開発環境 / ステージング環境 / 本番環境 | 開発用/本番そっくりの確認用/実際に公開する場所、の3つ。 | 「ステージングで見せます」=本番前の確認版のこと、と理解しておく。 |
④テストフェーズ(ちゃんと動くか確かめる)
| エンジニアが言う名前 | ざっくり何のこと | 発注者が見るべきポイント/注意 |
|---|---|---|
| テスト仕様書 / テストケース | 「どこを・どう確認したか」の一覧。 | これが検収の合否基準になる。確認してほしい観点があれば事前に伝える。 |
| 単体/結合/総合/受入テストUAT | 部品単位→部品をつなぐ→全体→最後に依頼者自身が使って確認、と段階が上がる。UAT=発注者による受入確認。 | 受入テスト(UAT)は自分の出番。ここで実際に触って確認することを想定しておく。 |
| テスト結果報告書 / エビデンス | テストした証拠(画面キャプチャやログ)。 | 「ちゃんと確認した記録」。残っていることが安心材料。 |
⑤リリース・納品フェーズ(公開して引き渡す)
| エンジニアが言う名前 | ざっくり何のこと | 発注者が見るべきポイント/注意 |
|---|---|---|
| デプロイ / リリースDeploy | 作ったものを本番に反映・公開する作業。 | 「デプロイします」=公開作業のこと。 |
| 操作マニュアル / 運用マニュアル | 使い方の手引き/運営側の管理手順書。 | 納品物にマニュアルが含まれるかを要確認(無いと公開後に困る)。 |
| 保守ドキュメント / 引き継ぎ資料 | 後で直す・引き継ぐための説明書。 | 無償対応期間後の保守や、別エンジニアへの引き継ぎに必須。含めるか取り決める。 |
⚠️ よくある誤解・注意
- マイルストーンは“名前”だけ見て同意しない。「成果物の中身」と「自分はどこを確認すればいいか」まで握る。
- 名前が違っても中身が同じこともある(例:ワイヤーフレーム ≒ 画面設計のラフ)。呼び方より実物を確認。
- 分からない用語は「平易な説明を出して」と頼める。ただし平易表現は補助なので、最終的な意味はエンジニアに確認する。