用語解説 前編

「何を・どう作るか」を決める言葉

納品物の名前は「工程(フェーズ)ごと」にだいたい決まっています。覚えるべきは名前そのものより、「それを見れば自分は何が分かるのか/何を確認すべきか」です。

用語解説 前編のまんが:専門用語に戸惑う依頼者が、意味を確認して安心するまでの4コマ
まんがで予習:わからない言葉は「これ何ですか?」と聞いてOK。

要件定義フェーズ(何を作るか決める)

エンジニアが言う名前ざっくり何のこと発注者が見るべきポイント/注意
要件定義書Requirements 「何を・なぜ作るか」を文章でまとめた“作るものの土台”。 自分のやりたいことが正しく書かれているか。ここが全ての基準になるので最優先で確認。
機能要件 / 非機能要件 機能要件=「何ができるか」(例:会員登録できる)。非機能要件=「どのくらい速い・安全・落ちないか」など品質面。 「動けばいい」だけでなく、速度・セキュリティ・同時利用人数なども“要件”だと知っておく。
ユースケース / ユーザーストーリー 「誰が・どんな場面で・どう使うか」を物語のように書いたもの。 自分の利用シーンが抜けていないか確認。

設計フェーズ(どう作るか決める)

エンジニアが言う名前ざっくり何のこと発注者が見るべきポイント/注意
基本設計書(外部設計) 利用者から見える部分(画面・操作・機能)の設計。 見た目・操作の方針がここで固まる。イメージと違えばこの段階で言う。
詳細設計書(内部設計) プログラム内部の作りの設計。エンジニア向けで専門的。 中身は理解しきれなくてOK。「設計レビュー済み」の記録が後の証拠になる。
ワイヤーフレーム / モックアップ / プロトタイプ 画面の“下書き”。ワイヤー=線画の骨組み、モックアップ=見た目を作り込んだ完成イメージ図、プロトタイプ=実際に触れる試作。 完成後の手直しは高くつく。この“絵”の段階で納得いくまで確認するのが最大の節約。
画面遷移図 画面から画面へどうつながるかの“地図”。 操作の流れに迷子がないか確認。
ER図 / テーブル定義書 / DB設計書ER / DB データの保管設計(どんな情報をどう貯めるか)。ER=情報同士の関係図。 詳細は不要。「必要な情報項目が漏れていないか」だけ意識。
API仕様書API システム同士の“連絡ルール書”。外部サービス連携時に出てくる。 連携先(決済・地図・LINE等)が要件通りか確認。
システム構成図 / インフラ構成図 どんなサーバー・部品で動かすかの全体図。 クラウド利用料など運用コストに関わる点を確認。